出張実験授業①
2013年08月15日
トンガ、ババウ島の小学校で初めて実験教室を行いました。小学校6年生の子供たちが実験
を行いました。
始めの実験は、うすめたうがい薬で紙に文字や絵を書きました。うがい薬は赤茶色ですが、
書かれた文字はあっという間に青紫色に変わります。これは、うがい薬の中に含まれるヨウ
素(ヨウ素の化合物)と紙の中に含まれるでんぷんが反応をしてヨウ素でんぷん反応が起こ
ったからです。子供たちが書いた絵はすべて紫色に変わりました。
次に、この絵を消す実験を行いました。小学校の近くにあったオレンジを取ってきてしぼ
りました。このしぼり汁を書いた絵の上からなぞっていくと、みるみるうちに絵が消えてい
きます。残念な気持ちもありましたが、この化学変化に驚き「わお~」と声が上がりまし
た。
後でわかったことですが、トンガではヨウ素でんぷん反応は中学校で学ぶそうです。この説
明のときだけ、子供たちは少々とまどった顔をしていました。